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「がん登録」についての疑問 [子宮頸部小細胞癌]

1月に、こんなのを見つけました。

 

 『子宮頸部小細胞癌に対する治療法・予後についての後方視的研究』

 

研究主体は、関西臨床腫瘍研究会 婦人科グループです。

三海婦人科癌スタディグループというところのHPから、実施要項をダウンロードすることができます(2011年3月2日現在)が、普通に研究題名で検索してもdocファイルがヒットすると思います。

 

研究の目的は、「我が国における子宮頸部小細胞癌に対する治療法の実態、予後について調査研究(restrospective chart review)を行い、標準治療確率のための知見を得る」ことだそうです。

 

今年の秋頃に分析が終わり、来年学会発表をされるそうです。

 

なにはともあれ、研究していただけるということだけでありがたく思います。

どんな報告があるのか、注目しておきたいと思います。

 

 

1つ疑問があります。

 

この研究に参加してくださっているのは、主に静岡以西の医療機関です。

ただでさえ、症例数が少ないといわれる子宮頸部小細胞癌なのに、東日本の医療機関にも参加してもらえないのでしょうか。

あるいは、全国規模の症例のデータバンクのようなシステムはないのか?

子宮頸がんは年間15000人の新規罹患者数が発生しているのだそうです。そのうちの1%が小細胞癌だとしても150人。(文献によって1~3%だったり、3~6%だったりする。上記の実施要項には2~5%とあり。) 

登録制になっていれば、数年分であっという間に1000人の症例が集められるのに…

 

…あ、だから、「がん登録」を推進しようとしているのか~、と今更ながら納得したのでした。

 

国立がん研究センターがん対策情報センター【がん登録のしくみ】

 

でも、この「がん登録」、充実した制度の構築には、まだ時間がかかるようです。

個人情報の問題、自治体の負担の問題、登録に従事する人員の不足等々あるとのこと。

 

がん登録制度を知った上でのもう一つの疑問。

「国立がん研究センターがん対策情報センターでは、「院内がん登録」と「地域がん登録」のデータを収集、整備して」いるということなら、一研究グループがそのデータを利用して分析・研究することはできないのか、ということです。

5年生存率を出すことだけが制度の目的ではないのだから、細かい診断や治療経過なども登録するはずだと思うんです。そこから必要な患者のタイプのデータを抜き出して分析するとかできないのかしら?

できないから、冒頭のように症例を募集されているんでしょうね…。

 国立がん研究センターがん対策情報センターのサイトをあちこち見てみましたが、よくわかりませんでした。(統計が見られるページはあります。)

わかる方いたら、教えてください。

わたしは、ざくっとした生存率より、どんな治療法だと治るのか、より長く生きられるかが知りたいな~。 


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