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LVA③ ~術後~ [リンパ浮腫]

【入院生活】

 

LVAは手術ではあるのですが、部分麻酔ですし、お腹を切ったわけではないので、その日の夜から普通のご飯が出ました。

翌朝には尿の管が取れ、防水テープをした後はシャワーも可。

ただし、トイレに行くとき以外は、ベッドで安静にしているようにという指示でした。

 

 

翌日から、一日に2回、血管拡張剤を点滴します。

これがこれが回を追うごとに痛みを伴い、血管の通り道に沿って炎症で皮膚が赤くなりました。

そのために、入院の途中で、点滴を入れる血管を換えるのですが…2回目は点滴の針の入れ方がまずかったのか、初めから入れた場所が痛くて参りました。

ところで、この血管拡張剤については看護師さんたちから、痛かったら無理しなくていいから飲み薬にかえることもできますよ、と何回か言われました。

本当にどっちも効果が変わらないなら、はじめから飲み薬にすればいいのに…。

(これは私の勝手な想像ですが、医師としては直接血管に入れる点滴の方が効果が効果が高いと思っている、看護師さんたちとしては、患者に呼ばれて痛みを訴えられるよりは飲み薬で大人しくしてくれた方がいい、ということかもね…)

 

【退院後の過ごし方】

 

退院後もしばらくはゆったり過ごすようにすることと、リンパ浮腫を防ぐために守るべき基本的な事項について書面で指導がありました。

術後1~2週間は弾性ストッキングを履かないという指示もありました。

以前にリンパ浮腫の治療院で、LVAの後ストッキングを履かずに過ごしていたら悪化した人もいたと聞いたことがあり、履かずに悪化するのは怖いな~と思っていました。

そこでN先生に術後にストッキングを履かない期間をおくことの意味をお尋ねしてみました。

術後すぐに弾性ストッキングで圧迫すると、リンパ管と静脈が潰れてしまい、繋いだ部分が扁平なまま癒着してしまう=つまってしまう可能性があるとのこと!!

それは大変!

即、了解し、退院後一週間はストッキングなしで過ごしたのでした。



 

【治療の評価について】

 

術後にも、ICGを見る機会がありましたが、DBの場所の光の塊はなくなってはいませんでした。そもそも、色素が沈着してしまうと考えられているそうです。

一度膨らんでしまった脂肪は小さくなりにくく、効果(サイズの変化)が表れるには脂肪細胞が生まれ変わる2~3年の時間が必要なのだそうです。

ただ、むくんだときの痛みやだるさといった感覚ベースで言うと、もっと早く2~3週間で効果が表れるとのこと。

この痛さについては、婦人科のお医者さんではリンパ浮腫が原因で起こる痛みを訴えても信じてくれない人もいます。

でも、わたしの主治医となったN先生は、「痛みはあるんです」と断言しておられました。婦人科の先生たちにも教えてほしい。

 

 

そんでもって…ちょっと度肝を抜かれたことが。

M大先生から、「ストッキングなしで過ごしてみたら?」と。

リンパの流れがどれだけ改善しているか評価することが難しいのに、そんな、リスクを冒すなんてぇぇ…とわたしは文字通り言葉につまってしまいました^^ゞ

わたしが口をぱくぱくさせていると(笑)、

M先生「まずは土日から試したら」

と譲歩して?!くださいました。そして、

「そのために手術したんだから」

と。

それはそうですよね、と妙に納得したのでした。

その後、N先生の方にストッキングのことを聞いてみると、メディキュットみたいのを履いて徐々に弱いストッキングにしていけばよいとのこと。それで安心して退院したのでした。

 

 

 

それと…手術代は37万でした。

これまでの情報から、見込んでいた30万前後よりも7万多かったんです。(病院でもそういう説明を受けたような…あまり覚えていませんが。)

高額医療費制度もあるので(ありがたいことに)大丈夫なのですが。

入院期間は普通より1日短いぐらいでしたし、余計なお薬をいただくなどもなく、部屋も4人部屋。

考えられる理由は、年末だったことと、結果的にたくさんつなげたってことでしょうか。

う~ん、わかりません^^;

どなたかわかる人がいたら教えてください。

これについては改めて質問する気もないので、答えはわからないままかも…です^^ゞ

 

 


改めて思うこと [日々雑感]

術後2年半経ちました。

先日の定期検診も、問題なし

無事クリアです

 

ありがたいですね~

 

1年前に比べると、検査前のドキドキは小さいものになっています

 

小細胞がんは進行が早い⇔もう2年以上経った、という安心感が心を占めています

 

今日あることがあって、治療をしている頃のことを思い出しました

最近は心の奥にしまいこまれて思いだすことのない苦しい気持ちが、ちょっとだけよみがえりました

 

今、こうやって無治療でこられている自分は、すごく恵まれていると思います

それは、病院の先生方のおかげ!

そして、自分でもたくさんいろいろなことを調べて、考えて、主体的に治療を選択してきました

自分なりにがんばったと思います

 

でも

そうだとしても必ず再発をしないとは限らない、どんなによい治療を受けても、どんなに自分にできる限りの選択をしたとしても、再発をするときはする

そんなことに、さっき、ふと、思い至りました

 

だって、物事に絶対ということはないんですもの

病気になったり、事故にあったり、地震にあったり…

 

再発する可能性を考えることは、苦しいことです

かと言って、怖がりながら過ごすわけではモチロンなく…(笑)

先の保証はないからこそ(誰にも!)、やりたいことや、するべきだと思うことは、先延ばしにせずにやらなきゃ!(先立つものが足りない事は別として^^ゞ)と、改めて思いました

 

 

 

ううっ…LVAの報告が、中途半端になっています(・_・;)

きっと近いうちに更新いたします!

 

 

 

 

 

 

 


LVA② ~リンパ管静脈吻合術~ [リンパ浮腫]

今回は、わたしが受けた手術の内容を、書ける範囲でできるだけ詳しく書いてみようと思います。

これからLVAを受ける方が、術中にどのようなことが行われるのかイメージを持てれば、少しは安心して受けられるのではないかと思うからです。

ただ、病院や医師によって、やり方は少しずつ違うと思います。それは、その病院や医師がそうするには理由があると思いますし、必ずしもどちらがいいとは言えないことがあるんだろうと思います。(細かいことで言うと、抜糸が必要な糸を使うのか、溶ける糸を使うのかとか。同じ病院でも医師によって違うのですもの。)

そして、医療は年々進歩していますから、数年後には同じ病院、同じ医師でも、やり方が違っているかもしれません。

あくまでも「わたしの場合」として、参考にしていただければと思います。

リアルな表現もありますので、傷や血を見るのが苦手な方は、読まない方がいいかも…^^;

 

 

わたしが受けた手術は、皮膚のすぐ下にある浅層リンパ管と静脈をつなぐことによって、うっ帯しがちなリンパ液を静脈に流れるようにするものです。

扱うリンパ管は0.5mmと髪の毛よりも細いのです。そのため、スーパーマイクロサージャリーと呼ばれる顕微鏡下での手術になります。

 

①ICG検査をして足に印をつける LVA①

モニターでわたしも一緒に画像を見させていただきました。担当する医師は4人、そこに看護師さんが2人くらいでしょうか。そして、他県から見学に来た医師がいました。

 

②足の表面全体を(表も裏も!)消毒

 

③切開する箇所に注射器で局所麻酔を施す

これが一番痛かったです。でもシンチよりはまし(笑)

 

④メスで2センチほど切る

切ったところを釣り針のようなもので引っ張って、切開したところがひし形もしくは正方形になるように開きます。見た目はすご~く痛そうなのですが、さすが麻酔をしてあるので大丈夫です。

ただ、この後リンパ管を探す段階で、いたたたた!となった瞬間がありました。その際は麻酔を足してくださいました。

 

脂肪をかき分けて、リンパ管と静脈を探す

鶏肉の白い皮と身の間に、黄色い脂肪がついていることがありますね。大きいアームについた顕微鏡を覗きながら、ああいう弾力のあるぷりぷりした黄色い脂肪をピンセット等で文字通りかき分けるようにして探すのです。1人の一番ベテランの先生の顕微鏡の画像をモニターにつないで、わたしが見られる場所に置いてくださいました。

鶏肉に薄い膜が張っていますね。ああいう繊維状の膜が脂肪の周りにはついているので、ときどきそれを電気メス(?)で切りながら、奥に分け入っていきます。といっても深さは5mmから1cmなのだそうです。リンパ管や静脈は脂肪と脂肪の間にあるとのことでした。

 

⑥リンパ管と静脈を吻合する

リンパ管と静脈を切り、つけまつ毛の1本分くらいの大きさ&太さの針で吻合します。形成外科の医師って、頭がいい上に特別器用でないと務まらないですね!

事前にLVAについて書かれた本(※)を読んで、吻合の仕方にもいろいろあると知っていたので、どんなつなぎ方をするのか興味深く見ていました。モニターで見られない3人の先生の手元は見られなかったのですが、手術の後に知ることができました。なんと、縫合した後に、そのそばの皮膚に油性のマジックで(!)どのようなつなぎ方をしたのか図や記号、数字を書かれるのです。手術した後の足は、耳なし芳一か、ボディペインティングアートか、といった具合でした^^ゞ

※「よくわかるリンパ浮腫のすべて―解剖、生理から保存的治療、外科的治療まで」 東京大学形成外科教授 光嶋勲編著

 (あともう一冊が、しまいこんでタイトルがわからない・・・)

・リンパ管と静脈を切り、心臓側の静脈につま先側のリンパ管を吻合。残ったリンパ管と静脈の端は焼いて閉じる。

・静脈の二股になったところに、リンパ管2本を吻合。

・1本の静脈にリンパ管の側端2本を吻合。

防水テープに隠れて見えない図もあったので、わたしに判別できたのはこの3パターン。

見つかった静脈とリンパ管の形状や位置関係によって、もっともよいと思われるつなぎ方をしているように見えました。

リンパ浮腫が進行すると、リンパ管がぼろぼろになっていくため、LVAでは、切開した場所によいリンパ管が見つからない場合もあるのです。

今回は8箇所つなげたのです。これは、これまで見聞きしてきた例からすると、結構多いのではないかと。

ありがたいことです!

 

⑦切開した場所を糸で縫合する

 

⑧テープ類を貼る

これらがざっと3時間強で行われました。先生方によると、通常よりも早く手術が進んだそうです。

 

 

次回は、手術後のわたしの状態や行われた治療、診断について書こうと思います。


「生活の工夫カード」 [各種療法・予防法について]

がん患者さんが感じている生活の不便さを解消・軽減するための工夫をカードにまとめたものを、独立行政法人国立がん研究センターのHPからダウンロードすることができます。

国立がん研究センター創立50周年記念の一環として、中央病院中央病院・看護部が作成されたようです。

 

http://www.ncc.go.jp/jp/50th/event/ideas_exhibition.html

http://www.ncc.go.jp/jp/50th/event/ideas_files/all.pdf

 

 

看護師さんから説明を受けても、人によってはすべてをその場で理解することは難しいことがあるでしょう。年配の方にも見やすいと思いますし、家族にも役立ちそうです。自分に必要なものだけプリントして冷蔵庫に貼っておくといいかもしれません。


LVA① ~術前検査~ [リンパ浮腫]

あけましておめでとうございます!

今年は去年よりも日本が元気になれるといいですね。

皆様にとって健やかで充実した一年になることをお祈りします。

 

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わたしといえば、12月にLVAを受けたため、今年は帰省することができませんでした。

妹宅で年末年始を過ごし、すっかりやっかいになってしまいました^^ゞ

わたしが作ったのは、人参の量がいささか多すぎるなますと、黒豆とひたし豆のみ…。あとは全部妹夫婦が買ったり作ったりしてくれました。

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妹の旦那さん(普通は義弟と呼ぶのか?)が作ってくれたこのお雑煮が絶品でした^^

彼の地元では、凍み豆腐を入れるとのこと。うん、出汁を吸っておいしい♪

地元の福島の味をベースに、出汁や具を自分で工夫して到達した味なのだとか。

地元でもらってきたという、お餅、とくにシソの葉入りの豆餅もびっくりのおいしさでした。

 

さて、本題に入りますが…。 

 

年の暮も押し迫った12月某日、LVA(リンパ管静脈吻合術)を受けました。

 

前日に入院。その日の午後、初ICG検査を受けました。

ICG検査・・・インドシアニングリーンという色素を注射して、赤外線カメラで移すと色素が発光して映し出されるというものです。

リンパ浮腫の診断以外に、肝がんの手術やや肝機能の検査、センチネルリンパ節生検、胆道の造影などにも使われているようです。

 

濃い緑色の液体が入った注射器を、足の人差し指と中指の間に刺して注入します。

まぁまぁ痛いけれど、シンチに比べたら全然大丈夫ですv(^^)v

 

10分ほど経った頃処置室に呼ばれました。フォトダイナミックアイという赤外線カメラを足に向けると、暗視カメラのような画像がPCの画面に映し出されます。ICGを含んだリンパ液が白く光って映るのです。

 

10分という短い時間でも、シンチでレベル1と診断された右足では、足の付け根まで色素が届いていることが確認できました。

足の付け根の辺りからは、体の外側に向かって、白く光る筋が何本か流れているのが見えました。

健康な人では、リンパ管は鼠径部の方、中心の方に向かって走っているそうです。わたしの場合、行き場をなくしたリンパ液を逃がそうと側副路ができていたのでした。

レベル2と診断された左側の足は・・・脛の内側によわよわしい光の流れがあるだけで膝までもリンパ液は達していませんでした。

 

そうやって画像で確認できると、リンパ液の輸送能力に左右で随分差があることが、改めてわかりました。

 

 

翌日は、手術室に入ってから、画像でを見ながらリンパ管に沿って赤のマーカーで印をつけていきました。

足の内側を、前日よりもはっきりと白い光の筋が走って見えます。


左足の方が浮腫が進んでいるにもかかわらず、私の足は右側の方が太いのです。

どこの病院、治療院でもその事を指摘されます。

こうして検査をすると、左の方が悪いことがはっきりします。

画面には、左腿の内側にdermal backflowと呼ばれるリンパ液が皮膚に向かって逆流する現象(と説明されますが…ピンときません^^;リンパ液が組織間隙に浸み出して溜まっている場所ってことでしょうね)ができているのがはっきり映っていました。

それは、できたての銀河か星雲のように、白いもやの中に強く光るいくつもの星を抱えていて・・・なんていうかきれいでした(笑)

その場所が、いつも水が溜まる場所であり、蜂窩織炎を起こした場所です。




はっきりとわかるdermal backflowはあと2箇所ありました。恥骨の左側辺りと、右の鼠径部の周辺。

先生たちは下腹部に蛇行しながら左右に横断する線を描いていたので、その下にももやもやが映っていたのかもしれません。わたしには、よくわかりませんでした。でも、その辺りも確かにむくみやすい場所です。

症状と、ICGで映し出される場所がぴったり一致していて、感心しました。

 

 

手術を受けるべく自ら動き、手術日が決まってからも、前回の記事に書いたように、まだ先でもいいのではないかと思うことがありました。最近の記事に書いていたように、足のサイズは全くと言っていいほど変わっていなかったからです。I病院の先生たちもよくしてくれたし。

ただ、この秋から冬にかけて、なんとなく脛の辺りの皮膚がふわふわしているようで、太腿の辺りもたぷたぷしているような感じはしていたのです。

でも、サイズは変わらない。気のせいかな。それとも、浮腫が悪化する兆し?って。

 

ICG検査をしてみて、はっきりとこの目でリンパ液の流れを確認して、今回治療を受けてよかった!と思いました。(そう思った時点では、まだメスは入っていなかったのですが^^ゞ)先延ばしにしていたら、いつさらに悪化するかもしれないのですから。

それどころか、もっと早く受ければよかったとさえ思いました。I病院に固執せず、とっととL病院を受診していたら…。

いやいや、過去は振り返りますまい。I病院で受けたシンチが、いつか役に立つかもしれないですものね。

 

次回は、手術のことを書きま~す♪

 

 

 


 

 

 


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